コラーゲン注射 美容のナレッジ

-コラーゲン注射, 美容のナレッジ

コラーゲンペプチドとは?本当に美肌に効果あるの?

コラーゲンペプチドって美肌に効果あるの?

これまで、コラーゲンは食べてもアミノ酸に分解されて小腸で吸収され、必要な臓器へと運ばれて利用されるので肌へのコラーゲン効果は期待できない、と考えられていました。しかし、コラーゲンを経口摂取すると、アミノ酸としてだけでなく、PO(Pro-Hyp)、OG(Hyp-Gly)というジペプチド※1の形でも吸収され、そのジペプチドには皮膚の細胞に様々な効果を示すという最近の研究があります。

※1)ジペプチドとは 2個のアミノ酸が結合したもの。2~50個程度のアミノ酸が結合したものがペプチドで、3個ではトリペプチドと呼びます。

参照)
https://www.nitta-gelatin.co.jp/ja/labo/peptide/02.html

ところで、ペプチドって知っていますか?

「大豆ペプチド」や「コラーゲンペプチド」と記載された食品パッケージを見かけたことがある方も多いと思います。ペプチドとは、タンパク質が分解されアミノ酸に至る前に生成される物質です。タンパク質(アミノ酸が60個以上結合)を摂取すると、胃や腸で消化酵素により分解されペプチドが生成されます。その後、分解され最終的に一つの分子になったのがアミノ酸です。

コラーゲンよりも小さく、アミノ酸よりも大きい分子構造を持つペプチドが、シワや肌のハリを改善させると美容業界でトレンドとなっています。

ここでは、コラーゲンとペプチドについて詳しくみていきましょう。

 

コラーゲンペプチドとは

ペプチドには体内でホルモンや抗酸化物質などとして働くものがあります。

例えば、食肉や魚由来の動物性たんぱく質から作られるペプチドには、脂肪の燃焼作用や抗酸化作用の報告があります。大豆などの植物性たんぱく質から発見されるペプチドでは、コレステロールや血圧上昇の抑制作用などが確認されています。

このように最近の研究では、血圧降下ペプチド、抗菌ペプチド、 経口免疫寛容ペプチド、血栓抑制ペプチドなど多種多様な機能を持つペプチド(機能性ペプチド)が見出されています。

コラーゲンを酵素などで分解し、低分子化したものが、コラーゲンペプチドです。

そのうち、PO(Pro-Hyp)、OG(Hyp-Gly)というジペプチドはともに皮膚への透過が確認できたことにより、化粧品としての美容効果も期待できると言われています。

また、体に傷や肌にダメージのある人がコラーゲンペプチドを摂取すると、体内でコラーゲンを作る線維芽細胞の増殖に関係するのではないか、という研究もあります。

参照)

http://topics.foodpeptide.com/?eid=217542

http://topics.foodpeptide.com/?eid=531194

https://www.syogyo.jp/news/2010/10/post_000314

https://jf-peptide.com/

https://www.fancl.jp/laboratory/report/37.html

https://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170301/index.html

https://www.tanaka-cl.or.jp/aging-topics/topics-094/

 

「美容目的・健康増進目的のコラーゲン」と「医療としてのコラーゲン」

誰もが知ってる「コラーゲン」。

食べてよし、塗ってよし。さらには医薬品として美容目的で皮膚への注射もできます。

コラーゲンは肌の弾力を担当している美肌にとって欠かせない成分です。

コラーゲンは美肌効果があると世間に認識されていますし、コラーゲンペプチドのように肌への影響の研究も進んでいます。しかし、経口摂取されたコラーゲンは、アミノ酸へと分解され、体内で必要な臓器で使われるので、コラーゲンとして直接肌への効果は期待できないという考えもまた事実です。

では一体、コラーゲンをサプリメントで経口摂取したり、コラーゲン配合の化粧品を使うことによって美容目的で期待するコラーゲンの効果を得られるのか、それともやっぱり無駄なのか、どちらなのでしょうか。

その答えを導き出す一つの考え方として、それぞれの立場からの目線というものがあります。コラーゲンを含め健康や医療には①患者さん・一般人目線と②医療・医者目線があります。この出発点が違うと同じコラーゲンでも180度異なったものに見えるのです。

まず、

  1. サプリや化粧品としてのコラーゲン(美容目的、健康増進目的の一般人の視点)
  2. 医者、医療の視点からでのコラーゲン

で考えてみます。

ワクチンで例えてみましょう

致死性の伝染病を完全に抑え込むことが出来る医療が「ワクチン」です。

現在用いられているワクチンのほとんどは、死亡といった重篤な副反応は0.0000001%程度に抑えられています。そこで、例えば、発症(感染率)率0.1%、致死率10%の伝染病に対するワクチン医療を考えます。医者の立場ではこのワクチンはかなり有用です。まさに「天使のクスリ」です。なぜなら、日本国民(1.2億人)全員にワクチンを打った場合、

1.2億人×(感染率0.1%)×(致死率10%)=120,000人

の命を救うことが出来るからです。まさに「天使」なのです。

しかし、日本国民全員にこのワクチンを打つと、1.2億人の0.0000001%、つまり12人が死んでしまうという恐ろしい事実は厳然として存在します。さらに痛々しいのは、この12人の副反応死は犬死にの可能性が極めて高いのです。言い換えると、この12人の方は、ワクチンさえ打たなかったら、死ぬことは無かったと考えられる人たちです(感染率が0.1%⇒感染しない可能性が99.9%)。死ぬことは無かったのにワクチンを打って死んだ…!遺族(一般人)の視点からすると、ワクチン医療はまさに「殺人医療」に映るはずです。

つまり、同じワクチン医療であっても、

①患者さん・一般人目線

②医療・医者目線

では全く見え方が違うのです。

医者が学ぶコラーゲン

医者は、「生化学」にてコラーゲンの化学的性質や生体内での働きや代謝を学びます。

「生化学」とは、我々の身体を構成する物質(主にたんぱく質)の役割、その代謝(生成、分解)など、我々の身体を化学物質という観点から研究する学問です。

「生化学」は基礎医学と呼ばれ、基礎医学分野は大きく分けて「生理学」「生化学」「解剖学」の3分野があります。ちなみに「生理学」では、全身に張り巡らされた神経、血管の働きを学び、「解剖学」は形態を観察します。医学生は、この3分野(生理、生化学、解剖学)に加え、病気になった時に人体はどのような状態になるのか(病理学)、化学薬品(クスリ、毒)に対し人体がどのように反応するのか(薬理学)も併せ学びます。

これらの基礎医学を全て修了すると、次のステップは臨床医学です。

臨床医学とは、実際に患者さんに接して診断・治療を行う領域のことで医療知識の体系的学問です。

しかし、6年ある医学教育の中において、この臨床医学を学ぶのは1年半程度に過ぎません。つまり、大切なのは臨床の知識では無く、人体とは何か?どんな化学物質がどういう風に化学反応を起こすのか?といった基礎医学をベースとした思考回路なのです。

医者は6年間という医学教育の中で「医者の思考回路」を徹底的に叩き込まれます。

インターネットが発達した現代。断片的な臨床知識なら、誰でも容易に習得できるようになりました。そして、ほんの断片的、部分的な領域ならば、現役バリバリの専門医にも十分対抗できる知識を持っている人はたくさんいます。でも、その知識は生きて使える臨床知識とは限りません。なぜなら、医者という思考回路にはめ込まれたパズルのピース(知識)ではないからです

医学教育の中での「コラーゲン」

医者にとってコラーゲンは「生化学」の中に位置しています。生化学とは人体を構成する物質の役割とその代謝を研究する学問です。

決して、臨床知識(病気を扱う学問体系)に包含される知識として「コラーゲン」を認識しているのではありません。医者の視点では「コラーゲン」は生化学的な考え方をし、臨床知識にコラーゲン、ペプチドの知識が紐づけられてはいないのです。

医者がコラーゲンについて考えると、以下のようになります。

人間を含め、全ての有性生殖をおこなう動物(昆虫も)は、全て細胞から出来ています。

しかもその始まりは1個の細胞です。たった1個の受精卵が細胞分裂を行い、その細胞が、コラーゲンを含め、閉鎖した自己の中(これを1個の生命体といいます)に必要な全ての物質(有機物質)を作り出します。コラーゲンも、この細胞の活動によって作り出されます。

作り出されたコラーゲンなどの有機物質は、体外から原料であるアミノ酸(タンパク質)、糖、脂肪を取り込み、自身にとって有用な化学物質(コラーゲンなど)に変換、消費します。

生命体は、物質間で相互に情報をやり取りする仕組みや、機構・機序が無数に存在し、多くの物質がシグナルを出し合い、補完、調節することで調和を保っているのです。コラーゲン(有機物質)はこのような複雑な細胞の営みの結晶です。

大雑把に言うと、医者はこんな感じの思考回路で、コラーゲンという有機物質をとらえています。

つまり、医者がコラーゲンを考える際、正常な生命の営みの中(基礎医学)にのみ、コラーゲンというパズルがはまり込むスペースがあると考えています。逆に、医学教育ではコラーゲンなどの有機物質は、生化学という基礎医学の中で登場するだけで、決して薬理学、臨床病理といった学問には登場しません。

ペプチドの線維芽細胞への影響

たとえば、以下のような文章があったとします。

「機能性ペプチド(P-O、O-G)は、腸で吸収後、血流にのって、皮膚、軟骨、骨などの細胞に運ばれて、細胞の働きを調整するようシグナル(命令)を出すことがわかってきました」

このような文章に対して、

①患者さん・一般人目線

「お!すごいじゃん。コラーゲン!これから私もコラーゲンをいっぱい摂取するよう心がけよう!」

②医療・医者目線

「ふーん。コラーゲンにはそんな働きがあるんだ。初めて知ったよ。でも、それは正常の人体の反応を見た研究成果分野であって、病気の予防や治癒を目的とした、臨床病理や薬理学の研究成果の話とは全然違うよね」

と、両者の反応は違います。

上記のような文章でコラーゲンペプチドについて断片的に知ると、多くの人が「やっぱりコラーゲンをサプリメントなどで摂取すると肌に効果があるんだ!」と思ってしまうでしょう。

そして、このような研究結果があるにもかかわらず、多くの医師はコラーゲンの経口摂取の肌への直接的な作用に対する疑問は変わらないのではないでしょうか。

コラーゲンは、細胞レベルでの生命の営みの中にのみ存在する物質です。

コラーゲンは、私たちの体を構成する全タンパク質の約30%を占め、生体内で重要な役割を担っています。それは、コラーゲンが、皮膚、骨、軟骨、腱、歯などの重要な構成成分だからです。生体内における重要性と、美容のために食品や化粧品などでコラーゲンを摂取することは別のものです。口から摂取したコラーゲンは、消化管内で分解され、ペプチドやアミノ酸になってから吸収されます。したがって、食べたコラーゲンがそのまま体のコラーゲンになることは決してありません。

体内におけるコラーゲンの合成ということだけを考えれば、コラーゲンやコラーゲンペプチドを摂取するよりも、タンパク質の豊富な食事とともに、コラーゲン合成に必要なビタミンCや鉄の摂取の方が重要であるという指摘もあります

参照)http://topics.foodpeptide.com/?eid=531194

 

コラーゲンを生成する線維芽細胞を増やす事が美肌への一番の近道

私たちのからだは約60兆個の細胞でできています。受精卵というひとつの細胞から始まり、この受精卵をもとに、細胞は分裂を繰り返し、倍々に増えていって赤ちゃんになり、生まれてからも増え続け、大人になった時には60兆個もの細胞の塊です。その60兆個の細胞は、どれもが大切な役割を担っており、約270種類の細胞に分けられるといわれています。

人間の体の約20%はたんぱく質で、たんぱく質全体の約30%を占めるのがコラーゲンです。

体全体のコラーゲンのうち皮膚に占めるコラーゲンの割合は4割で、特に皮膚の真皮はそのほとんど(70%)がコラーゲンでできています。

そして、肌の弾力の要であるコラーゲン生成を担当しているのが真皮に存在する線維芽細胞(肌細胞)です。

肌のコラーゲンは35歳から徐々に減りはじめ、50 歳以降は急激に低下すると言われています。その最も大きな理由が肌細胞の減少です。細胞にも寿命があり、1つの細胞が分裂できる回数は決まっています。紫外線や怪我などのアクシデントで寿命を全うできない細胞もいるため、年齢とともに肌細胞は減少していきます。肌の弾力を取り戻すために最も確実で安全、かつ簡単な方法があるとしたら、それは減ってしまった肌細胞の数を増やすことなのです。

肌再生医療は、自分の肌細胞を培養し、再び肌細胞として真皮へと戻すことで、まさに減少した肌細胞の数を増やすだけの最もシンプルな究極の美容法です。

今後も様々なコラーゲン研究が進み、美容・健康目的としてのコラーゲンの活用は進化し続けいくでしょう。しかし、体内で細胞が作り出すコラーゲン以外に、コラーゲンを口から摂取しても肌から摂取しても、自分の希望通りの箇所にコラーゲンが増えるかどうかは未知数です。

肌再生医療なら、最も確実で安全に、希望した部位にコラーゲンを増やすことができます。

肌再生医療はコラーゲンを生成する細胞自体を増やすことができる唯一のアンチエイジング治療なのです。

参照)http://www.jpte.co.jp/stories/story_2.html

https://www.ekenkoshop.jp/karakoro/020/

-コラーゲン注射, 美容のナレッジ

Copyright © 肌細胞.jp , All Rights Reserved.